独立型太陽光発電セイフティキット

30W独立型太陽光発電・組み立てキット
主な接続部はシガプラグ&ソケットなので安全で、ショートなどのトラブルを回避できます
●30W組立キット 税込16,000円
(2014年の頃はこれがギリギリの値段設定で、リーズナブルだったと思うのですが、いまはamazonなどでもっと手軽に安く似たシステムが購入できると思います、のでそちらから購入されたほうが良いかと思います)。

30W独立型太陽光発電・完成品
配線などの組み立て作業をこちらで行った完成品。主な接続部はシガプラグ&ソケットなので、初心者でも安心して使用できると思います。
■30W完成品 税込19,200円
改善のため、上記の写真で紹介したものと、少し仕様を変更させていただきました。
主な変更点は、
①過放電防止の電圧制御が行えるようにチャージコントローラーの変更。
②バッテリークリップをより安全性の高いものに変更。
③3連ソケットを別体式から一体式に変更、しました。
また、5Wパネルの仕様はチャージコントローラー&インバーターを通すとロスが大きく、実用的ではないので現在仕様の変更を考えています。
インバーターも変更しました。これまでのインバーターは、USB給電を行うにあたってインバーター本体のスイッチをオンにする必要があり、そのためインバーターに電気を流すことによるロスが大きく、USB給電はインバーターのスイッチオフの状態でも給電可能なものへと変更しました。
静音タイプで、最大許容電力もあがりました。

現在キットは写真で見るとこんな感じになっています(ただし最新キットでは、インバーターは写真のものと異なります)。

↑スタンダードキット(電圧が監視できるように電圧計も付属します)

↑出入りする電流も測定できるフルキット(バッテリーは別売です)。


 30Wのソーラーパネルを使用し、120Wまでの家庭用電気機器(交流100V=ノートPCなど)や、USB給電によりスマートフォンタブレットなどの充電が可能な独立型の太陽光発電セットです。
 パネルや機器の接続部分は、プラグ&ソケットにして、プラスとマイナスを逆接続してしまうことによるショートが起こらない安全設計というところにこだわりました(これまで初心者のかたの場合、この部分でのトラブルが多かったので)。
 初心者向けの完成品と、配線などを自分で組み立てたい人のための組立てキットの二種類があります(組立てキットの方は一部ハンダ付けなどの作業が必要で、またハンダやハンダゴテなどはキットに含まれていません)。
 組み立てキット、完成品、どちらにも総ページ数16ページの詳しい組み立て方&使い方の説明書(初心者向けに電圧と電流の話から、直流と交流の違いなどの解説、それに廃バッテリーを調達する際の選び方まで、かなり詳しく記載されています)が付属します。

↑完成品はこの状態まで組み立てて発送させていただきます。
※ただし完成品及び組み立てキットにはバッテリー(自動車用であれば40B程度、産業用の場合は24Ah前後がオススメです)は含まれていません。環境負荷をできるだけ小さくするという視点では自動車用や産業用の程度のいい廃バッテリーを地元で調達し、それらをリユースするのがベストですが(廃バッテリーの選び方は取扱説明書に詳しく説明してあります)、見つけにくい場合は「NPO法人・非電化地域の人々に蓄電池をおくる会」で産業用の高性能バッテリーを再生販売しているので、そこから購入することをオススメしています。
 NPO法人「非電化地域の人々に蓄電池をおくる会」の「再生バッテリー販売サイト」←こちらをクリックするとサイトにとびます。

 赤のクランプをバッテリーのプラス端子に、黒のクランプをバッテリーのマイナス端子に接続します。この部分は深刻な事故が起きやすいのでフルカバードのクランプを採用しました。
 脅かすようで申し訳ないのですが、自動車用バッテリー(蓄電池)を決して侮らないでください。たとえばプラスとマイナスの端子がむき出しの状態でその上にお菓子の缶(金属)をのせるとショートして端子に触れた部分の缶は溶けてしまいます。金属を溶かすほどのエネルギーですので、人の手の場合は深い火傷を負う可能性があります。
 このあたりの話は、初心者の方にも分かりやすいように、取扱説明書にてなぜそうなるのかを含め詳しく紹介させて頂いております。

 また、プラスとマイナスを逆接続する心配がないように、機器の接続も12V用のプラグ&ソケットでの接続とし、プラグはできるだけヒューズ内蔵タイプを使用し、安全性を優先しています。
 また許容電流値の低い安価なソケットやプラグも多く市販されていますが、定電圧の場合は流れる電流が大きく、プアな配線では危険です。このセットではバッテリーからインバーターまでどれも最大許容量15Aの製品を使用して接続されています(スミマセン、そのために少し値段が高くなってしまいました)。

↑左の黒い箱がチャージコントローラーと呼ばれる機器です。ソーラーパネルで発電された電気をバッテリーに充電するのに調度いい電圧に調整し、バッテリーが満充電になってからは供給量をコントロールし、バッテリーの過充電を防ぎます(この機器は信頼性のあるドイツ製のものを採用しています)。
 バッテリーは過充電をさせると傷んでしまうのです。また、ソーラーパネルは夜間に電気を放電してしまうのですが、チャージコントローラーによって夜間の逆流を防止しします。
 そして右の黒い箱が音の静かなファンレスタイプのインバーター。家庭用(交流100Vの)機器が刺せるコンセントが二箇所、USBの給電口が一箇所付いていて、ここに家庭用の電気製品のプラグ(交流100V)、または、USBケーブルをつないで電気機器を使用したり充電したりします。
 過放電をさせるとバッテリーが傷んでしまうのですが、11V以下に電圧が落ちると警報音がなり、さらに電圧が降下すると自動的に電源を切る仕組みが内蔵されています。

↑写真の上が15Wのソーラーパネル(450×290×25mm厚)。そして写真の下が5Wのパネル(290x205x25mm厚、希望により350×165×28mm厚も選択可)になります。30Wパネルのサイズは730×360×25mm厚になります。
5Wは持ち運びに便利でスマートフォンタブレットの充電であれば十分ですが、15Wに比べるとパワーは3分の1になってしまいます。ノートPCを太陽光発電で使用したいというような場合は、15Wのシステムをオススメします。バッテリーの容量にもよりますが、たとえば5Wのパネルに6時間日があたっていた場合、家庭用の5WのLED電球を3〜5時間点灯させる能力があります。
 ただ、チャージコントローラを通すことによる発電ロス&バッテリーの監視ロスがあるので、安定して使用できるというおとではできれば15Wがオススメです。


↑こちらは別売のオプション品(税込1080円)。普段、電圧を知りたい人は、3連ソケットのあいている箇所にこのデジタル電圧計を差し込んで下さい(電圧計&電流計のキットにはこの電圧計が付いてきます)。
※シガプラグタイプのデジタル電圧計は残念なことに廉価な不良品が数多く出まわってしまっています。当社で全品検査後、出荷しています。申し訳ないのですが、他社で購入した不良品は当社では交換できませんのでご了承のほどお願いします。

↑こちらも別売品。電圧や電流値、抵抗値などを計測可能なデジタルマルチテスター(税込1510円)。このテスターを直列に組み込むことで、発電電流や消費電流の増減を調べることが出来ます(直列に組み込むためのプラグや端子台、ヒューズなどが含まれるのがフルキットになります)。
 この電流計はオンオフスイッチ(黄色いスイッチ)がダイヤルとは別体のタイプなので電流計として配線内に常時組み込んでおくことが可能で、スイッチのオンオフで任意のときに電流値を表示できるので内臓の電池を消耗しません。また手を離しても測定可能なワグ口クリップ付きです。

 また、スタンダードキットに、電圧&電流を測定するためのテスターやメーター、バナナプラグなどの部品、ヒューズ、配線、それに専用の取扱説明書などを加えたものが、フルキットになります。